医院案内Clinic


ドクターあいさつ

院長の 大澤 賢次 です。
私はこれまで大学病院を中心に、通院の患者さんの診療、入院の患者さんの全身麻酔手術、医学研究や学生教育をしてきました。
こうした中で、もっと身近にみなさまの健康づくりのお手伝いをしたいと考えるようになり、開院を決意しました。
私は歯科治療だけでなく、医学研究に長く携わるという経験をしています。この経験をもとに、みなさまに正しい歯科医学の知識や技術をわかりやすく提供し、ご家族で長く通い続けたいと思える、何でも相談できる近所の友人のような歯科医院を創りたいと考えています。
アイビーデンタルクリニックの「アイビー」とは、花言葉で「信頼」「誠実」「不滅」「友情」の意味を持つ植物にちなんで名付けました。 お口の健康を通して、身体だけでなく心の健康が得られるように…
生涯自分の歯で過ごしていただくことができるように…
全力でサポートいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

大澤 賢次 おおさわ けんじ

資格
  • 歯科医師
  • 博士(医学)
  • 厚生労働省 歯科医師臨床研修指導医
経歴
  • 2003年 九州歯科大学 歯学部 卒業
  • 2011年 京都大学大学院 医学研究科 修了
勤務歴
  • 京都大学医学部附属病院 歯科口腔外科 麻酔科
  • 赤穂市民病院 歯科口腔外科
  • 日本学術振興会 特別研究員
  • 埼玉医科大学ゲノム医学研究センター病態生理部門
  • 九州歯科大学附属病院 口腔内科
その他
  • 2児の父
  • 特技:水泳(大学時代は水泳部の主将でした) 辛いものを食べること(好き嫌いなし)
  • 趣味:ランニング 飛行機や電車を眺めること 料理番組を見ること

院長インタビュー

Q.こちらで歯科医院を始めるきっかけは何でしたか?

A.歯科大学を卒業後は大学病院を中心に診療や研究、歯科学生の教育をしていたのですが、外勤先の歯科医院の先生方が地元の患者さんと心を通わせて診療されているところを見るにつけて、自分ももっと身近に患者さんの健康に関わりたいという思いが強くなり、独立を決意しました。

Q.先生の得意とする治療は何ですか?

A.「口腔外科」という、口の手術や難治性の歯科疾患を治療する分野を専門にしてきたので、歯ぐきに埋もれた親知らずの抜歯や、破折歯の再植(折れた歯を口の外で直して再度口の中に戻す治療)、インプラント治療が得意です。また、通常の歯科医院では扱うことが少ない、顎の痛みや口にできたできものの診断や治療も得意としています。

Q.歯科医師を目指したきっかけは何ですか?

A.実家は自営業(婦人服製造卸)をしていました。小学校の勉強で理科、とくにヒトのからだの働きがとても面白く、子供心に大変興味を持ちました。あとは図工と給食の時間が大好きでした(笑)。
生物の勉強とこまごましたものをつくること、そして食べることに関係することで自分が役に立てることはなんだろうと考え、思い浮かんだのが歯科医師でした。

Q.歯科医師になって、大学病院に長くお勤めでしたが、大学病院で働くことを選んだきっかけは何ですか?

A.無事に卒業も決まり、就職先を探す時期になった時にふと、「もしかして歯医者って歯のことだけしか見ていなくて、他の医学とはかけ離れてしまっているのでは…」と不安に感じていました。
再生医学を含め、口だけでなく全身の医学知識と技術を身につけた歯科医になりたい!と考えていた時、見学に行った京都大学口腔外科の教授が、「ここでは単に歯だけではなく『全身の器官の一部としての口』という観点で治療している」とおっしゃっているのを聞き、「自分の目指す道はこれだ!」と感じ、迷わず入局しました。

Q.大学病院時代には、診療だけではなく研究にも携わっていたとのことですが、どのようなことをしていたのですか?

A.研究員時代は主に、骨を作る機構(骨の再生)と骨が壊される機構(骨吸収)についての研究を同時に行っていました。
これは、大学病院で様々な口や歯の病気の方を治療する中で、まずは骨がしっかりしていないと、歯を保つことや、せっかくインプラント治療を行ってもインプラントを支えることもできないと痛感したからです。

Q.大学病院時代の経験で、現在の臨床に活かされていることはありますか?

A.あまり知られていませんが、歯が原因で命に関わることもあります。大学病院では一般歯科では手に負えない患者さんが受診されることが多く、たくさんの症例を見させていただきました。日常診療に加え、麻酔科(手術室、集中治療室)でも経験を積み、歯や口のことだけに囚われない医学的なアプローチで歯科治療に臨めるようになりました。
そして、大学病院という大きな組織の中で働くにあたり、医師や看護師はもちろん、薬剤師、臨床検査技師、医療工学技士、医療事務など、様々な立場の方々と一緒に仕事することも多く、診療で大切なコミュニケーションの経験も自然と積むことができました。
また現在では、普段の診断や診療の際に、医学研究の経験で得た洞察力や科学論文を読み解く力が裏付けとなり、大いに役立っていると感じています。
大変なこともありましたが、大学病院での経験は今の私にとって大きな財産となっています。

Q.臨床現場で喜びを感じるのは、どのような時ですか?

A.はじめは険しい表情で、きっと半信半疑で診察を受けてくださっている患者さんが、症状が改善し笑顔が見られた時には、とても嬉しいです。状態の良くなった方が当院でメインテナンスを受けていただいて、良い状態がキープされているときはもっと嬉しいです。

Q.診察時にむし歯と歯周病以外にチェックしていることはありますか?

A.まずは全身的に何かお変わりがないか?たとえば、持病がある方はお薬の内容が変わったりしていないか?などを細かくチェックしています。口はあくまで身体の一部ですから、全身状態の変化の結果として口の病気が現れたり、虫歯や歯周病になりやすくなったりするからです。
具体的にお口の中のことでは、私が大学で専門としていた「口のできもの」がないかなどを確認しています。 また、強いくいしばりによって顎の痛みや歯や歯ぐきの損傷を引き起こすことがあるので、そのような兆候がないかもあわせて確認しています。

Q.休みの日は何をされていますか。

A.我が子を連れて近所の公園に出かけて遊ぶことが多いです。大きくなったら学校などで忙しくなると思うので、今しかできないようなことをたくさんできたらいいなと思っています。
子供と一緒に体を動かすことが良いリフレッシュになっています。

Q.最後に貴院の今後の展望・展開を教えてください。

A.当院は「Small Change Big Smile!」という言葉をモットーにしています。これはすなわち「小さな変化」が「大きな笑顔=幸せ」を生むということを意味しています。
「小さな変化」とは普段の行動をちょっとだけ変えてみるということです。
具体的には「歯磨きの方法を少し変えてみる」や「年齢とともに歯が悪くなるのは仕方がない」という意識を変える。などという事がひとつの例だと思います。
当院に来られるという「小さな変化」が患者様の「大きな幸せ」に繋がるよう私をはじめスタッフ全員が一丸となり、精一杯サポートさせていただきます。
また、患者様の「小さな変化」は私にとっても「大きな幸せ」です。
お口のことで気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。