2018年2月16日

歯科治療でも、患者さんに消毒薬や麻酔薬、抗菌薬や消炎鎮痛薬など、

いくつかのお薬を使用する場合があります。

その中には、使用するお薬にアレルギーをお持ちの方がおられます。

「アレルギー」は、特定の物質について免疫が過敏反応を起こして、じんましんなどの症状が出ることが有名ですが、まれに「アナフィラキシー」といって血圧低下や気道浮腫など全身に重篤な症状が出ることがあり、生命にかかわります。

「アナフィラキシー」を起こした場合には、すみやかに高次医療機関を受診し、集中治療が必要になりますが、治療が開始されるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤として、アドレナリン（エピネフリン）注射用のキット“エピペン®”があります。

当院では、万が一の事態に備え、迅速に対応するためにエピペンを常備しています。

アナフィラキシーが起こらないように、問診など事前の確認をきちんと行うことは当然ですが、

万が一の事態があった際に大切な命を守るため、設置しています。

「安心、安全な歯科医療」を提供するために、今後もさらに整備を進めていきます。

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